2月24日、第80回アカデミー賞の授賞式が行われ、コーエン兄弟の『ノーカントリー』が、作品賞、監督賞、助演男優賞、脚色賞の4冠に輝いた。主演男優賞と助演男優賞は、予想通り他の賞も総なめにしている『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のダニエル・デイ=ルイスと、スペイン人俳優で初となった『ノーカントリー』のハビエル・バルテムがそれぞれ受賞したが、主演女優賞と助演女優賞は、フランス人女優としては49年ぶりに『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のマリオン・コティヤールが、そしてアカデミー賞を見たこともないという『フィクサー』のティルダ・スウィントンが受賞。本人も含めて予想外の展開となった。4人はいずれもイギリス人、フランス人、スペイン人で、同賞が開催されているアメリカ出身の俳優が誰も受賞しない年となった。また、大ヒットした『ボーン・アルティメイタム』が、編集賞、録音賞、音響編集賞の3部門を受賞。アカデミー賞は、SFやアクション映画は対象外といわれているが、秀作であることが認められた結果となった。その他、脚本賞には『JUNO/ジュノ』、長編アニメ映画賞には『レミーのおいしいレストラン』が選ばれたが、浅野忠信主演の『モンゴル』は、惜しくも外国語映画賞を逃した。
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ゴールデン・グローブ賞の授賞式を中止に追いやった脚本家のストが解決されないまま、第80回アカデミー賞ノミネートが発表された。最多の8部門にノミネートされたのは、『ノーカントリー』と『ゼア・ウィルビー・ブラッド』。他作品賞には『つぐない』『JUNO/ジュノ』『フィクサー』が選ばれた。また主演男優賞には、ジョージ・クルーニー、ダニエル・デイ=ルイス、ジョニー・デップ、ヴィゴ・モーテンセンのほかゴールデン・グローブ賞には登場していない『告発のとき』のトミー・リー・ジョーンズがノミネートされ、デンゼル・ワシントンやトム・ハンクスなどオスカー常連俳優が姿を消した。また主演女優賞から、アンジェリーナ・ジョリーやキーラ・ナイトレイが姿を消し、『ザ・サベージ』のローラ・リニーが入選したのも予想外の展開だったようだ。なお、予定通りであれば授賞式は2月24日(現地時間、日本では25日)に行われる予定。
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授賞式なしという異例の事態に追い込まれた第65回ゴールデン・グローブ賞の受賞者が、1月13日、受賞者不在のまま司会者2人が受賞者を読み上げるという形で、米NBC放送でオンエアされた。最多の7部門でノミネートされていた『つぐない』が『ノーカントリー』を抑えてドラマ部門の作品賞を受賞。またドラマ部門の主演男優賞にダニエル・デイ=ルイス、主演女優賞にジュリー・クリスティ、助演男優賞にハビエル・バルデムが選ばれたのはほぼ予想通りだったが、『JUNO/ジュノ』が無冠だったことや助演女優賞にケイト・ブランシェット、そして監督賞にジュリアン・シュナーベルが選ばれたことなどが、おおかたの専門家の予想に反した結果となり、アカデミー賞はますます予想がつかない事態となった。なお、あまり賞レースには関心を示さないにも関わらず、「授賞式がなくて残念」と語っていたジョニー・デップが、過去7回のノミネートで初めて、ミュージカル・コメディ部門の主演男優賞を受賞。また同部門で『スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師』が作品賞を受賞した。
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