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2009年11月 6日 (金)

Dr.パルナサスの鏡

晴乃の総合評価:4.0(5点満点)

『Dr.パルナサスの鏡』

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2010年1月、TOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開
2009,アメリカ,ショウゲート
© 2009 Imaginarium Films, © 2009 Parnassus Productions Inc.


ヒース・レジャー急逝によって、製作中止とまで言われた本作 『Dr.パルナサスの鏡』 は、いまやテリー・ギリアム監督最高傑作との呼び声が高いとか。確かに、最初からまるで予定されていたかのような違和感の全くない演出になっていました。

ヒース・レジャーのトニーという役どころは、鏡をくぐる度に容姿が変化し、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの3人が演じ分けた複雑な内面を持ち合わせていて、観客にとって視覚的にそれが露呈していくのがよく分かるようになっているし、彼らの放つそれぞれの雰囲気や役作りによって、人間の二面性、ないし三面性とでもいうような入り組んだ性質が見事にこの映画のテーマとマッチしていて、まさにブラボー!!と言いたくなる作品に仕上がっていました。


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ギリアムは 『彼らの参加によって、驚きに満ち、全てがほんの少し魔法にかかった』 と語っていますが、ヒース・レジャーの死と彼の演技を無駄にしたくないという監督やスタッフ、そして代役を快く引き受けた3人の深い愛情が、不思議な世界観を持つ映画に奇跡をもたらしたのかもしれません。


ちょっとひとクセあるテリー・ギリアム独自のエキセントリックな世界観やテーマを保ちながら、大衆にも受け入れられるストーリーテリングだったことが個人的には少々驚きでした(笑)今回は鏡という重要なアイテムを基軸に、人間は常に良しにつけ悪しきにつけ欲望が存在し、その欲望が想像という異次元の世界を生み出す。想像の世界に留まりきれずに理性や自制心を失った人間はあらゆる誘惑に負け、破滅の道を歩むという風刺が存在し、また鏡は人間の二面性を映し出していました。


可愛らしさの中に毒々しさをもつ幻想的な世界に、一度足を踏み入れたら間違いなく病みつきになることでしょう。

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Dr.パルナサスの鏡を参照しているブログ:

» 「Dr.パルナサスの鏡」ヒース・レジャー渾身の遺作。 (シネマ親父の“日々是妄言”)
[Dr.パルナサスの鏡] ブログ村キーワード 記事投稿日時 2010年1月12日23:28 ※上映開始日を投稿日時に設定。上映開始1週間後まで固定。  “鬼才・テリー・ギリアム監督、待望の新作”「Dr.パルナサスの鏡」(ショウゲート)。本作は、「ダークナイト」でオスカーを受賞した、ヒース・レジャーの遺作でもあります。撮影期間中に急逝してしまったヒース。製作中止の危機を救ったのは、ヒースの友人だった“3人のハリウッド・スター”でした。  2007年のロンドン。今にも壊れそうな旅芸人の一... [続きを読む]

» 【映画】『Dr.パルナサスの鏡』公開初日 新作映画レビュー ネタバレあり (電脳ニュース瓦版)
あらすじ ウィキペディアより 世紀前に悪魔との賭けにより不死の命を手に入れたパルナサス博士は、自分の娘を16歳の誕生日に悪魔に引... [続きを読む]

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ヒース・レジャーに哀悼の意味も込めて鑑賞したいです。

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