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2009年11月 5日 (木)

マイケル・ジャクソン THIS IS IT

晴乃の総合評価:4.5(5点満点)

『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』

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2009年10月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて期間限定公開
2009,アメリカ,SPE

ホンモノのエンターテイナーの姿がここに詰まっていました。誰よりも謙虚で、誰よりも愛に溢れてて、誰よりも自分の音楽を熟知していて、誰よりも妥協を許さず、誰よりも観客の求めているものを知っていた人。マイケル・ジャクソン。スターたる所以はここにある、そう思いました。彼の肉体はもう存在しないけれど、彼の愛と彼の音楽は永遠に残るでしょう・・・マイケル・ジャクソン、ありがとう。

マイケル・ジャクソン最後のロンドンコンサートのリハーサルを撮った2時間のドキュメンタリー映画。
淡々とただ事実を繋ぎ合わせて、リハーサルの様子やダンサー、ミュージシャンの声を紡いでいるだけなのに、心を鷲づかみにするような、ものすごいパワーをもった作品に仕上がっていました。

コンサートに関わる全てのスタッフに対して、自分の意見・主張をはっきり伝えるマイケル。でもそれは決して奢り高ぶっているのではなく、コンサートを最高のものに仕上げるためのプロとしての責任感、義務感からの要求。『観客は、アルバムと同じ音で聞きたい』 それを知っているからこそ、一音の妥協も許さない。そしてパフォーマーとして、最高の歌声とダンスをつくりあげる。彼はスタッフに何か指示や要求を出した後、かならず最後に感謝と愛を伝える。

こんなにも人に対して愛の溢れたカリスマ性のあるプロフェッショナルな人間を私は知りません。50歳であの俊敏な身体の動き、変わらず透き通る声、長年の鍛錬が無ければ、才能だけでは決してなしえないもの。人として、マイケル・ジャクソンを尊敬して止みません。

もっと観ていたかった、もっとマイケルを知りたかった、このドキュメンタリーを目の当たりにしてそんな気持ちでいっぱいです。ただ一つ言えることは、マイケル・ジャクソンと同じ時代を生きることが出来たことを、将来きっと誇りに思うだろうということ。『HEAL THE WORLD』がエンディングに流れたとき、彼のコンサートへの弛まぬ想いと真意を改めて感じました。


彼が何年も前からずっと訴え続けていたことが詩の中に綴られています。『HEAL THE WORLD』に限らず、『We Are The World』、『Earth Song』も同様、地球が瀕死の状態にあること。今、私たちがそれに気付いて地球を救わなければ、地球は終わってしまうだろうということ・・・。だから、『THIS IS IT』 であり、今まさに、この時なんだということ。彼の地球への愛、人類への愛のメッセージが、純粋に私の心に届きました。

長年マスコミに面白おかしく、時にスキャンダラスに取り上げられ、晩年は世界のトップアーティストとしてよりもむしろ、ゴシップセレブとして注目を浴びる機会が多かったマイケル・ジャクソン。でも私は、彼のピュアな心を信じます。外見は大きく変わっても、ジャクソン5の頃から彼の本質はきっと何一つ変わっていないんだと思いました。

KING OF POP マイケル・ジャクソンは永遠です。

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