50歳の恋愛白書


2010年2月5日よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開
2009,アメリカ,ギャガ powered by ヒューマックスシネマ
© Lam Duc Hien,Photographer © Central Films Sarl,Morena Films SL,BetterWide Limited,Lumiere International limited
世界各国の映画祭で絶賛の嵐と言われ、アメリカでも公開前に既に批評家たちから『2009年秋冬に見逃してはいけない映画』として注目を浴びていた作品だけに、どこか期待し過ぎていた感は拭えないけれど…、肩透かしを食らった気分。
消して悪くはないのですが、これといってアラフィフ世代の他の恋愛映画と特別違うことがあるのかというとそういうわけでもなく、そのままスルーしてしまう感じです。
それは私自身が30代で、主人公と共通する部分を結婚以外に見出だせないということを加味したとしても、いまいちこの作品が琴線に触れる何か特異なものを持っているかと言われると、ウーンと考えこんでしまいます。
ただ単なる50代の恋愛白書に留めずキラリと光る可能性を感じたのは、主人公ピッパの人生を振り返り、彼女の持つ暗闇やトラウマを映し出そうとした点。脚本は主人公の人間味を増すのに実に効果的であったし、ラブストーリーとしてではなく、ヒューマンドラマとして興味が沸いたのは事実。
『監督レベッカ・ミラーがシリアスになりすぎなかったことが、この作品がうまく仕上がった理由』 という評価もあるようですが、私の印象は真逆。せっかくロビン・ライト・ペンを主人公に起用し、ジュリアン・ムーアやアラン・アーキン、そしてモニカ・ベルッチなどの、異質でどこかディープで、他とは一線を画す個性派、実力派と呼ばれる俳優が脇を固めているのだから、もっとシリアスに人間や女性の醜に焦点を当てて描いて欲しかったというのが率直な感想です。
キアヌ・リーヴスをヒロインの相手役にしたことは、シリアス路線ではなく、軽いタッチのアラフィフ恋愛映画にしてしまう一つの大きな要因だと思わずにはいられません。役柄同様、どうにもキアヌだけがこの作品から浮いた存在になっていると思うのは私だけなのでしょうか?







キアヌの起用に関しては確かに微妙ですね...。
何か別の意味での狙いがあったのかもしれませんが、作品のイメージからすると「違う」と言う点は拭いきれません。
でも、ストーリー自体は好きです!!
投稿: シネマDVD・映画情報館 | 2010年2月10日 (水) 20:19