『グーグーだって猫である』加瀬亮 インタビュー
“麻子さんの側に寄り添う年下の男性のイメージから、役にアプローチしました”
出席者:加瀬亮

ハリウッド映画『硫黄島からの手紙』への出演、そして『それでもボクはやってない』では多くの主演男優賞に輝くなど演技派として資質が開花、今や日本映画界に欠かせない存在となった俳優・加瀬亮――。
大島弓子の自伝的マンガを映画化した本作では、主人公との恋を予感させるちょっと不思議な青年を演じ、“犬童ワールド”に溶け込んだ……。
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この作品に出演されたきっかけを教えてください。

■加瀬亮(以降、加瀬):「犬童一心監督とは『伝説のワニ ジェイク』という作品でご一緒させていただいてたんですが、しばらくお会いしてなくて、(『硫黄島からの手紙』で来日した)クリント・イーストウッド監督に犬童監督が会いに来られた時に、久々に再会したんです。その後に、この作品の話をいただきました」
加瀬さんが演じられた「沢村青自」という役は原作にはなかったそうですが。
■加瀬:「原作は出演のお話をいただいてから読みました。その後台本を読んだ感じでは、沢村がどんな青年なのか、すぐには分らなかったんです。なので、映画の中の沢村の“役割”から導き出そうと。小泉今日子さんが演じる麻子が惹かれる年下の人ってどんな人だろう、彼女のそばに寄り添っていられる男性って……、というところからアプローチしていきました」
小泉今日子さんと共演されていかがでしたか?
■加瀬:「素晴らしい人でした!小泉さん自身も、役の麻子さんも。大人の女性って感じですね」
舞台となった吉祥寺のイメージはいかがですか?
■加瀬:「ほとんど知らなかったんですよ。井の頭公園も今回の撮影で初めて行ったくらいで……。人が自分のペースで暮らしている街だなあ、と思って好印象を持ちました。共演者とも初めての人ばかりでしたけど、それぞれのペースで居心地よく居られたのも、吉祥寺が舞台だったからかもしれません」
出来上がった作品を観て、どんな印象を持たれましたか?
■加瀬:「この作品で言えば、愛情溢れる犬童監督流の「大島弓子論」なんですね。女性の心理に寄り添っている柔らかな印象があります」
作品をご覧になって、一番好きなシーンを挙げるとすると?
■加瀬:「たくさんあるんですけど……。そうですね。オープニングで、カメラがサバ(猫)の視点で漫画を描いている麻子さんたちを見渡して、“さようなら”って言うシーンが大好きです」
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プロフィール

加瀬亮
1974年、神奈川県生まれ。00年、『五条霊戦記』で映画デビュー。以降、『アカルイミライ』(03)、『アンテナ』、『茶の味』(04)、『パッチギ!』、『スクラップヘブン』(05)、『花よりもなほ』、『ハチミツとクローバー』(06)など、さまざまな作品で個性を発揮している。C・イーストウッド監督作『硫黄島からの手紙』(06)への出演の後も、『めがね』、『オリヲン座からの招待状』(07)などに出演。中でも『それでもボクはやってない』(07)では、キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞をはじめ数多くの賞に輝いた。近作は『スカイ・クロラ』(08)、『TOKYO!インテリアデザイン』(08)など。
http://anore.co.jp/kase
『グーグーだって猫である』
配給:アスミック・エース エンタテインメント
公開:2008年9月6日
劇場:シネマライズ、シネカノン有楽町2丁目、新宿武蔵野館、池袋HUMAXシネマほか全国にて
公式HP:http://www.gou-gou.jp/top.html
©2008『グーグーだって猫である』フィルム・コミッティ












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