記者も防護服着用! 『感染列島』製作報告会見
記者も防護服着用! 無菌室状態での臨場感あふれる記者会見
日時:2008年10月2日(木)
会場:帝国ホテル 桜の間
登壇者:妻夫木聡、檀れい、国仲涼子、ダンテ・カーヴァー、藤竜也、瀬々敬久(監督)、平野隆(プロデューサー)

感染症による未曾有の災害とそれに立ち向かう人々の姿を描いたパニックムービー『感染列島』の製作報告会見が、主要キャスト・スタッフの登壇により10月2日に行われた。当日はモチーフの“感染症”にちなみ、記者会見を訪れた記者、カメラマン全員がウィルス防護服を着用。登壇者の白衣や防護服といった撮影時の衣装に身を包み、臨場感あふれる会見となった。
ウィルスの猛威の中で救命に奔走する救急医を演じた妻夫木聡は「作品を通じて(ウィルスの感染爆発が起こったときに)自分はどうなるのか、どうあるべきなのかを考えた」と語り、「僕の演じたのは一人でも多くの命を救おうとする役。僕自身もそうでありたいと思うし、心から演じることができた」と満足げな表情を見せた。またWHOのメディカルオフィサーを演じた檀れいは防護服について「マスクがとてもきつかった。息もしにくくて、メイクも汗でぐちゃぐちゃになった」と苦笑いをしていた。
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妻夫木さんは久しぶりの医師役ですが、演じてみてのご感想は?
■妻夫木「いつもがむしゃらな医師役が多くて、今回も未知のウィルスと戦うがむしゃらな救命救急医を演じさせてもらいました。(ウィルスの感染爆発が起こった時)自分はどうなるのかとか、どうあるべきなのかとか、そういうことを作品を通じて考えることができて。で、今回の役はいろいろな挫折を経験するんですが、その中から這い上がって、一人でも多くの命を救おうとするんです。僕自身もそうでありたいと思うので、心から演じることができました」
病院のシーンは、直前まで使用されていた廃院での撮影だったとのことですが。
■妻夫木「やはり実際に使われていた場所には、独特の空気や雰囲気があるんですよ。そういうものが僕らに緊張感や臨場感を与えてくれていたと思うし、スムーズに撮影が進んだのもあの病院があったおかげだと思います」
妻夫木さんと檀さんは初共演でしたが、どんな印象を持たれましたか?
■妻夫木「本当にこのまんまの方です。(檀れいの演じた)栄子は女性らしい強さを持ちつつも、その中にどんな人間でも持っている弱さを抱えていて。それを両極端に表さなければいけない役だったのでとても難しかったと思うんですが、本当に上手に演じられていました。僕も一緒に演じていてすごく気持ちよかったし、共演者が檀さんでよかったなと思いました」
■檀「妻夫木さんがいいことばかり言ってくださって、どうしようと思ってしまうんですけど(笑)。私自身は共演の相手があってこその自分の演技だと思っていて、今回は妻夫木さんが大きく受け止めてくださっている部分が本当に多くて、妻夫木さんの懐の中で一生懸命やらせていただいたと思っています」
檀さんはWHOのメディカル・オフィサーという、医療の最前線で働く女性を演じられましたが。
■檀「撮影に入るにあたって、WHOのメディカル・オフィサーの資料DVDを見せてもらったり、本を読んだり、アフリカで治療などをしているJICA(国際協力機構)の方にお会いしてお話をうかがったり、あと感染研の方ともお話しさせていただいたりもしたんですが、それだけでも「人の生死を扱う医療の現場は本当に大変なんだな」と思いました。撮影中も女性として精神的にも体力的にも極限状態になる仕事だと繰り返し感じましたし、その中でも命を繋いでいきたいという想いは、人の命を預かる方々一人ひとりが皆思っていることなんだろうなと感じました」
檀さんも撮影中に防護服を着られたそうですが、着心地はいかがでしたか?
■檀「今(記者の)皆さんも防護服を着ていらっしゃいますが、本当はそこに靴カバーをして、手にはうすい手袋をして、フードもすっぽりかぶって、マスクをして、フェイスシールドもして、外気とは触れない形になるんです。その中でもマスクがとてもきついんです。余計なウィルスが入らないようにぴったり顔につくようになっているんですけど、セリフで大きな声を出さなければいけない時には息もしにくいですし、せっかくきれいにメイクをしていただいるのに、マスクをつけると汗でメイクがぐちゃぐちゃになってしましました。顔にもマスクの後がついてしまったり。そういう意味では防護服は大変でした」
今日は藤さんとダンテさんが防護服を着ていらっしゃいますね。
■藤「撮影中は真夏だったので暑かったですが、今日着てみると涼しいですね。悪くないですよ(笑)」
■ダンテ「ちょっと暑いですけども、(撮影をしていた)フィリピンが恋しくなりました」
藤さんは鳥インフルエンザ研究の第一人者である大学教授を演じられましたが。
■藤「こういう役は役者泣かせなんですよ。たとえば料理人とかなら自分でトレーニングをできるけど、家でウィルスを培養して顕微鏡を覗くわけにはいかないでしょ? つまり具体的な役の中身を捉まえにくいんですよ。だからこの役はなかなか難しいんです。ですがアメリカ人作家の書いた、香港のSARSを背景にしたドキュメンタリックな小説がありまして、これでだいぶウィルス学者たちの様子がわかり、そこからイメージをつくりました。学者魂やその根幹は捉まえられたと思います」
妻夫木さんとの共演シーンが多かったそうですが、妻夫木さんの印象はいかがでしたか?
■藤「いい人ですよ(笑)。フィリピンではダンテさんと3人でくっついていましたけど、とても楽しかったですよ」
国仲さんは以前にも看護師を演じられたことがありますが、今回の撮影は振り返ってみていかがでしたか?
■国仲「私はけっこう看護師役をやっている方だと思うんですが、今回は専門用語がたくさんあって大変でした。医療器具の名前、使い方、薬の名前を覚えたり、こういう患者さんが運ばれてきたらとりあえずこういう動きをしなくちゃいけないとか、当たり前のことをスムーズにすることにとても苦労しましたね。撮影に入る1ヵ月前くらいに看護師の指導を受けたんですが、なかなか身体が動かなくて。頭ではわかっているんですけど、身体がついていきませんでした。台本の裏に「こういう形の機械はこういう名前」とかいろいろ書いて覚えていったんですけど、撮影中はばっちり覚えていましたが、今は綺麗さっぱり忘れてしまっています(笑)。つくづく看護師さんって大変だなと思いました」
隔離された病院に残って患者を救うために、自分の家族と会えなくなってしまう役でしたね。
■国仲「病院の門で夫や子どもと別れてすぐ仕事に戻らなくちゃいけないっていうシーンがあったんですけど、家族から仕事への気持ちの切り替えがなかなか出来なくて。監督には「病院内はどのくらいのパニック状態なんですか?」とか「もう家族のことをすっかり忘れていいんですか?」とか聞いていました。やはり気持ちの切り替えは難しかったですね」
ダンテさんは今回が初めての映画出演でしたが。
■ダンテ「最初はすごく緊張しましたけど、嬉しかったり、興奮したり、すごくいい経験でした」
フィリピンでは妻夫木さん、藤さんと一緒の撮影でしたが、どんな想い出がありますか。
■ダンテ「みなさんとても優しかったです。ロケに行く車の中では音楽を聞いたり、おしゃべりをしたりしてすごく楽しかったです。2人からいろんなことを学ぶこともできました」
映画出演にあたって(ソフトバンクモバイルのCMの)犬のお父さんからどんなアドバイスがありましたか?
※ダンテ・カーヴァーさんはソフトバンクモバイル「ホワイトプラン」のCM、上戸彩さん、樋口可南子さん、犬のお父さんらと共に出演
■ダンテ「お兄ちゃんがんばって、って言っていました(笑)」
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『感染列島』
配給:東宝
公開:2009年1月17日
劇場情報:全国東宝洋画系にて公開
公式HP:http://kansen-rettou.jp
■あらすじ
2011年1月。救命救急医・松岡剛のもとに1人の急患が運び込まれてきた。患者は未知の感染症に冒されており、必死の処置もむなしく死亡してしまう。WHOは感染拡大を防ぐため、メディカル・オフィサーの小林栄子を派遣。彼女は松岡の元恋人で、戸惑う松岡をよそに迅速に病院の隔離を進めていく。しかし感染患者第一号の脂肪から数日の間に、全国各地で同じ症状の患者の死亡が相次ぐようになり……。
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■プロフィール
■妻夫木聡
1980年、福岡県生まれ。ドラマ「すばらしい日々」でデビューすると、『ウォーターボーイズ』(01年)で映画初主演を果たし、高い評価を得る。その後『春の雪』(05年)、『どろろ』(07年)など数々の映画に出演している。
■壇れい
1971年生まれ。92年に宝塚歌劇団に入団すると、99年に月組トップ娘役、03年星組トップ娘役に就任。05年の宝塚歌劇団退団後は『武士の一分』(06年)、『母べえ』(07年)などに出演し、高い演技力を見せている。












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