『地球が静止する日』キアヌ・リーブス来日記者会見
鼻歌まで飛び出した!?ご機嫌なキアヌと『地球が静止する日』チームが語るエコとエイリアンと最後の晩餐!
日時:12月17日(水)
場所:グランドハイアット東京グランドボールルーム
出席者:キアヌ・リーブス、ジェニファー・コネリー、ジェイデン・スミス、スコット・デリクソン監督

「コンニチハ、サンキュー、ハーイ、グッド・アフタヌーン、ウェルカム!」キアヌ・リーブスの陽気な挨拶で幕を開けたのは、お正月映画随一のSFアクション超大作『地球が静止する日』の来日記者会見。巨匠ロバート・ワイズ監督による1951年の名作SF『地球の静止する日』をリメイクした本作は、すでに全米では15日(金)に公開され興行成績初登場No.1の好調なスタートを切っている。宇宙からの使者クラトゥをクールに演じたキアヌ、地球外生物学者ヘレン役のオスカー女優ジェニファー・コネリー、2006年の『幸せのちから』で父ウィル・スミスと親子共演を果たし、今回ヘレンの息子ジェイコブを演じた10歳の天才子役ジェイデン・スミス、2005年の『エミリー・ローズ』で絶賛され、黒澤明ファンを自認するハリウッドの俊英スコット・デリクソン監督が封切り間近の東京で顔を揃えた。
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まず、デリクソン監督に伺います。CGを多様した派手なアクションシーンとヒューマンドラマとの融合で難しかったことを教えて下さい。
■スコット・デリクソン(以下:スコット)「様々な要素のバランスをとることが一番難しかったね。51年につくられたオリジナル版は、そのバランスがとても良くとれていたんだ。あっと言わせるような部分とSFの部分、スリルのある部分、同時に人間的なドラマ、あるいはキャラクターというったもののバランスが素晴らしかったと思う。こういう映画はとても珍しいんだ。ハリウッド大作の場合、監督というのは大きなセットや派手なアクションシーン、あるいはSFXばかりに重点を置いてしまいがちなんだけれど、キャラクターや、より親密なストーリー、パフォーマンスに目を向けたいと思ったから、大掛かりなアクションやSFXのシーン同様、ドラマのシーンにも時間をかけて取り組んだんだ。そのためにジェニファーもジェイデンもキアヌもとてもよくやってくれたよ」
映画のテーマを踏まえ、撮影中は省エネ活動が徹底されていたそうですが、皆さんが普段なさっているエコな活動について教えて下さい。
■キアヌ・リーブス(以下:キアヌ)「この映画を世界に向けて届けることができたことが、まず一つだね。僕自身は普通の市民だから、リサイクルも実行しているし、ソーラーバネルも設置している。あとは森林保護にも貢献しているけど、まあ、そんなところかな」
■ジェニファー・コネリー(以下:ジェニファー)「エコについての意識を持つことを心がけているわ。買い物をするときも、どこから来て、どう作られたものなのかを考えたり。もちろんリサイクルもしているし、できるだけ家の電気はこまめに消すようにしているわね。ハイブリットカーにも乗っているわ」
■ジェイデン・スミス(以下:ジェイデン)「地球を守るためには必要なことがあると思うよ。キアヌが言ったみたいにリサイクルやソーラーパネル、電気を消すとかね。あと、うちでは生ゴミを肥料にして庭で使っているんだ。とにかく無駄をなくすことが大切なんだと僕は思う」
■スコット「僕も同じようにリサイクルをしたりハイブリットカーを運転しているよ。それから、個人的な選択の問題が二つ。一つはこの映画をつくったこと。もう一つは、的確な人物に投票したことだね。ニューヨーク・タイムズの記者が言っていたんだけど、電球を替えて省エネをするんじゃなくて、リーダーを替えようって。的確な人物を選ぶことが大切なんだ」
(次の記者の質問を待つ間、「彼はいったいどんなことを聞くんだろう?」と鼻歌を披露するキアヌ)
デリクソン監督に伺います。これだけの超大作をリメイクするにあたってプレッシャーはなかったですか?
■スコット「もちろんプレッシャーはあったけど、それは必ずしも悪いことじゃないんだ。名作をリメイクするにはオリジナルへの敬意が必要だし、オリジナルがなぜ成功したかを分析し、2008年の観客にも伝わる部分はなるべくそのまま使い、同時に、現代の観客のためにいろんなことを想像しなおす作業もしたよ。そうして出来上がった映画は、現代の観客に満足してもらえると同時にオリジナル版にも敬意を払った作品になったと思う」
出演者の皆さんには、スケールの大きな作品に出演した感想と撮影で苦労したことなどを聞かせていただきたいと思います
■ジェイデン「撮影中そんなにプレッシャーは感じなかったけど、自分のシーンをちゃんとできるか、自分のやりたいように演じられるかどうかっていうことに、ドキドキしたりはあったかな。でも、全体的にはすごく楽しかった。こんなに大きな映画に出られて、いい気分だったよ」
ちなみに、ご家族からのアドバイスは?
■ジェイデン「両親からは、演技するんじゃない。その人に成りきって、その瞬間を生きなさいと言われたよ」
■ジェニファー「仕事にプレッシャーはつきものよ。でも、作品の予算やスケールは関係ないわ。どんな映画であっても、敢えて自分にプレッシャーをかけてゴールを高く設定しできる限り努力をするの。今回大変だったのはグリーンスクリーンの前での演技ね。特に、セントラルパークに球体が降りてくるシーンでは、何もないところで想像力を働かせなくてはならなかったから。それに、宇宙からの使者に出会うとか、ヘリコプターに乗って命の危機を感じるとか、普段の生活ではあり得ない状況を演じるのはいつだって難しいものよ」
■キアヌ「(うれしそうに)エイリアンを演じるのは楽しかったよ。やりがいがあったね(笑)。ビジョンを持った素晴らしい監督や才能ある共演者に恵まれて、こういう映画をつくるチャンスを与えられたこと自体がエキサイティングなことなんだ。みんなで一丸となってつくり上げたんだよ」
もし映画と同様に「人類が滅亡すれば、地球は生き残れる」と自分にだけ知らされたら、誰に相談しますか?
■ジェニファー「わたしが演じたヘレンは、そのことを受け入れるのではなく、なんとか違う展開になるよう努力するの。わたし自身はヘレンほど勇気もないし頭もよくないけれど、やはり同じように努力したいと思うわ。だって、今の地球をとても楽しんでいるんだもの」
■キアヌ「ジェニファーと一緒に闘うよ(笑)」
■ジェイデン「うーん、やっぱりまず両親に言うかな。だって、彼らを差し置いて僕がワシントンD.C.に駆けつけて大統領に伝えたら、きっと2人ともがっかりするだろうからね(笑)」
■スコット「僕もジェイデンのご両親にまず相談するよ(笑)」
皆さんは、もしエイリアンに出会ったら何をしますか? それから、人生の最後に何を食べたいですか?
■スコット「どんなエイリアンかによるね。『E.T.』みたいにかわいらしければ家に連れて帰るけど、『エイリアン』のエイリアンだったら、銃で撃って逃げるし。クラトゥだったら、ジェイデンのご両親のもとへ連れて行くよ(笑)。それから、最後の晩餐は帝国ホテルの寿司だね」
■ジェイデン「うーん、最後に食べたいものはね、まだ食べたことがないから石を噛んでみたいかな。もしエイリアンが来たら、宇宙船にこっそりもぐり込んで一緒に宇宙へ連れて行ってもらうよ」
■キアヌ「トラブルになるぞ」
■スコット「もうやっちゃってるよ、(ジェイデンの履いているパーブルに輝くスニーカーを指して)その靴を見ればわかる(笑)」
■ジェニファー「エイリアンがどんな姿なのか思い描けないと、どうしたらいいのかわからないわ。それに、もしこれで最後なんだとなったときに、どれだけ食欲が残っているか怪しいし(笑)、これもわからないわね。でも、夫と子どもと一緒に食べたいわ」
■キアヌ「エイリアンに出会うなんて最高にエキサイティングなことだから、あるがままを受け入れると思うな。何が起こるかじっくり見守るよ。それから、最後の晩餐? 最後なんて嫌だよ。でも、どうせならほんとにおいしいものを食べたいね。ステーキにシーザーサラダ、1982年のシャトー・マルゴー、それを目一杯時間をかけて味わうんだ。チョコレートケーキもね(笑)」
フォトコールでは軽く走って入退場していた陽気なキアヌ。鼻歌まじりで終始ご機嫌でした!
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『地球が静止する日』
公開:2008年12月19日(金)
配給:20世紀フォックス映画
劇場情報:日劇1ほか全国にて
公式HP:http://www.chikyu-seishi.jp
■あらすじ
ある夜、ニューヨークのセントラルパーク上空に謎めいた光を放つ巨大な球体が出現し、ロボットを従えた一体の生命体が降り立つ。その外皮の中から人間の男性と同じ外見の男の姿が現れ、クラトゥと名乗る。政府に協力を依頼された地球外生物学者ヘレンに、地球を救うためにやって来たと明かし、「人類が滅亡すれば、地球は生き残れる」と告げるのだった。
■プロフィール
キアヌ・リーブス
1964年レバノン、ベイルート生まれ。カナダのトロントで俳優としてのキャリアをスタートさせ、LAに移った後1986年に映画デビューを果たし、アクションからラブロマンス、コメディまで多彩な役柄をこなすスター俳優として今日に至る。主な作品に『マイ・プライベート・アイダホ』(91)、『ハートブルー』(91)、『リトル・ブッダ』(93)、『スピード』(94)、『マトリックス』3部作、『コンスタンティン』(04)、『イルマーレ』(06)など。公開待機中の新作に『フェイク シティ ある男のルール』(08)がある。
■ジェニファー・コネリー
1970年、米国ニューヨーク州生まれ。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(84)で映画デビュー。俳優活動の傍ら学業もこなし名門イェール大学を卒業。2001年に『ビューティフル・マインド』(01)でアカデミー賞助演女優賞を受賞。他の出演作に『レクイエム・フォー・ドリーム』(00)、『砂と霧の家』(03)、『ダーク・ウォーター』(05)、『リトル・チルドレン』(06)、『帰らない日々』などがある。
取材・文:齊田安起子









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